2級建築士受験のアドバンテージで1級建築士へ!勉強・仕事・私生活の両立

カテゴリ
みんなの合格体験記 
タグ
1級建築士 

1級建築士 合格おめでとうございます!

建築業界に進もうと思ったきっかけは?

進学先を悩んでいるときに起こった東日本大震災がきっかけで、街づくりや建築に興味を持ち、建築業界を目指しました。

資格を取ろうと思ったきっかけは?

大学で建築を勉強していたので「いずれは資格を取りたい」と学生の頃から思っていました。

大規模な物件の仕事がきても対応できる能力を身に付けたかったし、若手の技術者不足にも貢献できたらいいなと思いました。

1級建築士試験はいかがでしたか?

1回目の受験で合格することができました。

学生時代に2級建築士を取得していたので、学習内容も頭に入りやすかったのかなと思います。法令集の引き方の要領も得ていたし、製図も描く練習はしていたので、それはアドバンテージがあったのかなと思います。

ただ、勉強してみて1級と2級ではレベルが全然違うなと思いました。一つの教科をとっても問題量が多く、学習内容が非常に多岐にわたっていて、覚えるところが増えました。製図でも2級だと木造住宅メインでしたが、1級では建物が大きくなるので作図量が増え、多くの法規を検討する必要があり、難易度が高かったなと思います。

独学は考えましたか?

授業を受けながら要点を絞って効率的に勉強していきたいと思っていたので、独学はあまり考えていませんでした。

独学だと仕事の忙しさから勉強をさぼってしまい、勉強と仕事の両立が上手く出来ないかもしれないと思い通学を選びました。毎週授業があることで継続して勉強するきっかけになっていたと思います。

日建学院はいかがでしたか?

大学や会社の先輩方も日建学院に通っていて安心感があったので、自分も日建学院を選んだのですが、自分の学習スタイルに合っていたと思います。

特に製図のエスキスでは先生から要点をおさえた的確なアドバイスをいただけて、修正点がよく分かり助かりました。一緒に学ぶ他の生徒の方々とも図面について相談しながら取り組めたので、参考になったしモチベーションに繋がりました。

また、担当の方は2級建築士の時から覚えていてくださり、授業があるときに毎回受付のところにいらっしゃって、声をかけていただいたこともモチベーション維持に繋がりました。

どのように勉強していましたか?

日建学院までの電車通学の中で、何度もテキストを読んで頭に定着させるようにしたり、街を歩きながら学習内容を振り返ったりしていました。講義前にはテキストで予習し、復習にはテキストの苦手箇所に付箋を貼り、理解できたら外していました。

平日講義がないときは少なくても2時間程は勉強するように心がけ、土日は9時間程勉強していました。もちろん少ない時間でもコツコツと継続して勉強することが大事だと思いますが、仕事が忙しいときはしっかり休んで、メリハリをつけるようにしていました。

合格したからこそ言える、学習期間中の失敗談は?

製図ではやはり作図量は必要だと思いますが、自分は練習量が足りなかったと思います。本試験では時間ギリギリまで描いていて、最終確認が疎かになってしまいました。描くスピードを上げることで、考える時間を増やしたり、しっかり確認できたりすると思うので、スピードを上げるトレーニングは必要だなと思います。

大変だったことは?

受験した年は、仕事で業務量が増え難易度が上がってきているときで、プライベートでも結婚式の準備を進めていたので、両立が大変でした。

会社の上司や先輩に1級建築士試験を受験することを伝えていたので、仕事の時間を短くして配慮していただけたり、妻にも勉強時間を確保できるよう助けてもらったり、周りの方に協力してもらいながら乗り越えることができました。

資格を取って変わったことは?

1級建築士の資格だけで仕事ができるわけではありませんが、資格を取得したことで身に付く知識は増えたし、仕事の会話内容も変わりました。

現場管理や施工で建築法規は非常に多く出てきますし、現場で理解出来ていなかったことがきちんと理解出来るようになり、勉強した内容が活かされていると感じます。自分の成長を感じますし、資格取得は必要なのかなと思います。

今後の受験者へメッセージを!

幅広い学習内容、二段階の試験、仕事との両立など、挫けそうになることもあると思いますが、周囲の協力も得ながら、勉強に集中できる環境を作ることが大事だと思います。なるべく学校は休まず、宿題は必ず取り組むことが合格への近道です。たくさんの問題を解いて慣れて、諦めずに頑張ってください。

 

 

関連記事