1級建築士 合格おめでとうございます!
建築業界に進もうと思ったきっかけは?
父が施工管理職をしている影響で、建築に興味を持ったのがそもそものきっかけです。地元の駅の建設に父が関わっていて「ここやったんだよ」と聞かされていたので、みんなが使っている駅を作ったなんてすごいなと思っていました。
また、私自身も元々ものづくりが好きだったし、作ったものが残っていくのがいいな、と感じていたので、建築関連に進むべく施工管理職で企業内定を頂いています。
中学生の時に様々な物件をリフォームするテレビ番組を見て「建築って面白そうだな」と思い建築業界を目指しました。その後高専に入学し建築の道が始まりました。
1級建築士取得を目指したきっかけは?
1級建築士を持っている父から「資格を持っていると違うよ」という話を聞いたり、卒業された研究室の先輩から「働きながら勉強するのはとても大変」という話を聞いたりしたため、将来勉強する必要があるなら学生のうちから頑張ろうと思ったのがきっかけです。
また、内定をいただいた会社では入社から7月まで半日勉強する時間をいただけるのですが、リクルートの方から「先に資格を取得しておけばその時間も働いて周りより先に進める」と聞きました。入社から7月までの期間は実務としてカウントされず、学生のうちに取得した人より実務期間が長くなってしまうため、少しでも実務経験を積めたらと学生のうちに資格取得を目指しました。
学歴のみで1級建築士を受験できるようになり、ゆくゆく建築業界で仕事をしていくうえで必須の資格のため、合格できるか分からなかったが今の自分でどれだけ太刀打ちできるのかチャレンジしてみようと思いました。
学科・製図ともに初受験で合格しましたが、学科合格の年の製図は見送って、学科合格の次年度に製図を受験しました。理由としては2級建築士製図受験からの1級建築士学科受験で疲れていてモチベーション維持ができない可能性があったこと、就活があったこと、3年3回受験から5年3回受験に試験制度が変更となり、試験元が「もっと勉強してから受験してね」と言っているように思い、初年度に製図受験を見送っても問題ないと判断しました。
日建学院を選んでいただいた理由は?
私は本当に三日坊主の性格で(笑)学校に行かないと絶対に続かないと思い独学は考えませんでした。父からも「1級建築士は難しい」と聞いていたし、最初にお金をかけて専門的な知識を得ようと思いました。
通学以外にも自分の時間をしっかり確保して、自分のペースで勉強したいと考えていました。他の資格学校の話を聞いていると夜遅くまで学校に残っていて、自分のペースで勉強出来なさそうだなと思い、日建学院さんを選びました。2級建築士に比べ1級建築士は試験範囲も広がりますし、元々社会人の方が実務経験を積まれて受験するような試験のため、学生が効率よく勉強するには独学だと難しいのかなと思いました。
日建学院はいかがでしたか?
映像講義が良かったなと思います。前年に友達が通っていて様子を聞いていたので、特に映像講義に違和感はありませんでした。全国で同じ講義を使用しているため、学校によって差がなく、休んでしまっても同じ講義を受けられるのは映像講義の良いところだと思います。対面で講義をしてくださった先生もとても分かりやすかったです。テキストはそんなに色が多く使用されていなかった印象なので、自分のライン引きが目立って使いやすかったです。
また、担当で付いてくださった方がとても優しい方で、試験直前まで成績は良くなかったのですが「この調子でいったらこうなるから、ここは続けて頑張ろう!」と褒めてモチベーションをあげてくれたのでとても支えになりました。
製図では試験直前まで全然出来ず、周りが自分より出来る人ばかりだったので「このままじゃまずい!」という気持ちになれたので良かったです。グループ学習では2回目の受験の方がいたり、2級建築士受験を経験された方がいたり、私より知識がある方がたくさんいて様々な意見やアドバイスを聞けてとても参考になりました。
映像講義は最初違和感もありましたが、決められた時間の中で効率よく講義が進んでいくので時間がうまく使えるのかなと思います。どの資格学校に行っても結局は自分次第で合格不合格が決まると思います。自分は日建学院さんの学習スタイルや先生方と相性が良かったなと思います。担当の方は常に私のことを気にかけてくださり、自分のやり方で走りきることを応援していただき感謝しております。
どのように勉強していましたか?
学科では他の参考書は買わずに、基本的に日建の教材だけを使って勉強していました。1回の講義範囲がとても多いので、教科書にラインを引きながら読み込み、講義範囲の問題集を解いてから講義を受けるようにしていました。
製図では何も分からなかったので、先生に「まずこれをしてください」と言われたら「はい!」と言われたことを全て素直にやっていました(笑) 30枚以上描いたと思います。本当に信じられないくらい描けなかったのですが、先生が最後まで親身になって教えてくださったおかげで合格できたと思います。試験本番では分からないところが1つありましたが、「もうこれでだめだったらしょうがない」と自分の知っている範囲で描き切り、今まで描いてきた中で1番うまく描けたと思います。
学科では予習に重きを置いて勉強していて、映像講義では確認程度で見ていました。予習をしっかりして問題集を解いてからでないと講義を受けている意味は無いと、早い段階で気付けたので良かったなと思います。テキストを読み込み、その範囲の過去問を3周してから講義に出席し、確認テストで常に満点を取ることを意識していました。法規は直前対策までに仕上げ、直前対策期間にはテスト以外は法規に触れず、他の4教科を徹底的に頭に詰め込みました。
製図は「県内で1番作図して絶対に合格してやる」という強い気持ちを持ち、とにかく手を動かし、合計70枚程作図しました。雨の日以外は開放教室に行き、先生に不安なことを聞いていました。先生の採点を受け「なぜ間違ったのか」「なぜそのような手順を踏んでしまったのか」分析する癖をつけていました。
3月から課題発表前までは週に2~3枚程度作図し、とにかく作図スピードUPを目標としていました。最初は4時間程かかっていましたが、課題発表直前にはフリーハンド無しで2時間を切って描けるようになりました。記述では普段文章を書いていないので、文字を書く練習と文章の書き方を学ぶため、週に2~5枚程度をひたすらトレースしていました。
課題発表後から試験本番までは週3~4枚程度作図し、主に本年度の課題に特化した訓練をしていました。雑誌を見たり対策本を読んだりして課題の知識を増やし、設備や構造・法規の知識を復習しました。
試験本番2週間ほど前からは体調管理に気をつけ、直前では課題の解き直しを重点的に行いました。本番では緊張して手が震え図面も汚くなったし、いつもより作図スピードも落ちました。本番では作図スピードが落ちることを見越して、とにかくスピードを上げておくことが大事だと思いました。
講義前の予習は絶対にやった方がいいと思います。大学との両立は大変でしたが「どんなに大変でも宿題と予習はやる」と決めていました。先生が言うことは間違っていないと思うので、言われたことを信じてやることが大事かなと思います。
製図では試験元の採点ポイントを理解することが合格への近道だと思います。学科試験と違い、1個のミスで即不合格になるため、採点ポイントを理解し、ランクⅢ・Ⅳにならないためには何をしていけないのか把握し頭に叩き込むことが大事だと思います。決して合格できない試験ではないので、自分の弱点を把握し体調管理に気をつけて頑張ってください。